パターの基本はまっすぐ打つ！ゴルフ初心者向けパター上達法

ゴルフでスコアアップのために重要な要素は何か？と考えるとやはりアプローチとパターですね。

しかし皮肉なことにアプローチとパターこそ初心者が一番苦手とするショットですね。特にパッティングは技術と感性を必要とします。

感性は人それぞれですが技術は練習次第で向上させることができます。そこで今回は初心者向けのパター上達のための考え方や練習法をご紹介して行きましょう。

パッティングも軌道が大切です

パター以外のクラブではスイング軌道を意識してショットしても、パターの軌道をあまり意識しない初心者が多いですね。

しかしパターも他のクラブ同様正確なパッティングをするためには、正しい軌道を描くことが大切です。

日頃の練習からパターヘッドの軌道を意識するようにしましょう。

ほとんどの初心者はアウトサイドに引いています

初心者に限らずスコア80〜90の中級者でも、パターをアウトサイドに引いていることはデータによって明らかにされています。

原因はパターをまっすぐに引こうとするあまり体とグリップの距離が離れてしまい、その結果無意識にアウトサイドに引いてしまうわけですね。

体とグリップの距離に注意して最初の10cmをまっすぐ！この意識を持ってパッティングするようにしましょう。

手首の余計な動きがまっすぐ引くことを妨げます

当然ですがまっすぐ引くことができていないとまっすぐパッティングすることはできませんね。

アウトサイドにパターを引いてしまうと左へ引っ掛けやすくなります。引っ掛けの原因は手首が余計な動きをしてしまうことにあります。

パッティングは手首をしっかりロックしてボールを打つことが大切です。

ストロークの支点はみぞおちに

初心者のストロークが安定しないのは、パッティングの際のストロークの支点が一定していないことがまず考えられます。

プレーヤーの身長や体型によっても変わって来ますが上半身の真ん中、みぞおちあたりを支点にしてパッティングして下さい。

支点がしっかりしていると正しい軌道を描きやすくなり、ストロークも安定するのでパッティングは支点を意識することが大切です。

パターは打ち出し方向を意識しましょう

練習グリーンと違って実際のグリーンは芝目やアンジュレーションによって、球足の速さや曲がり具合に影響を受けますね。

そのときに一番大切なことは狙ったところで正確に打ち出すことです。打ち出しでラインを外してしまうとボールがカップに入ることはありませんよね。

正確に打ち出すには正しいストロークをする必要があります。普段の練習でも打ち出しを揃えることを意識してパッティングするようにしましょう。

パターの芯でボールを捉えることがポイントです

これは案外軽視されがちですがドライバーやアイアンでも、クラブフェースのスポットでボールを捉えることが大切ですがパターも芯で捉えることはとても重要なポイントです。

芯を外したパッティングはボールの転がりが悪くなってショートしたり、方向性にズレが生じてしまいます。

パッティングではボールを正しく順回転させることが重要です。芯を外すとパッティングの距離感にも悪影響を与えるので常にパターの芯でボールを捉える練習をすることが上達するために大切なポイントですよ。

打ち出し方向はアドレスから

アドレスはすべてのショットの基本になることですが、パッティングも正しいアドレスが必須です。

体重移動をしないパッティングはアドレスでの構えが、他のショットよりも結果に直結します。

アドレスでの前傾姿勢は必ず両足の付け根のポジションをしっかり取ってから上半身を前傾させるようにしましょう。

前傾したら背骨を中心にした体の軸を意識するようにして下さい。スタンスの幅は人それぞれですが、肝心なことは下半身の安定です。

プロや上級者はパッティングのときに下半身を固定させることを第一に考えます。

特にショートパットは下半身の安定がパットの成否を決定するので、一番安定するスタンスの広さを実際にパッティングしながら探して下さい。

ボールの位置は効き目の真下が基本ですが、それより右側にセットするとパターヘッドが上から入りボールを斜め下に押し出すようなストロークになるので、効き目の真下がそれよりボール半個分左に寄せてセットするのが理想です。

重要なのはフェースの向きです

そして最重要なのがインパクトでのフェースの向きですね。ゴルフのスイングは距離が短くなるにつれてフェースの向きが方向性に与える影響が大きくなります。

特にパッティングではインパクトのフェースの向きがすべてを決定すると言っても過言ではありません。

ショートパットを外してしまうのはほとんどがフェースの向きに原因があります。

まっすぐ打つために一番欠かせない要素がフェースの向き、これをよく認識してパターフェースにボールが正しく直角にヒットするように練習を重ねましょう。

まっすぐ打つために効果的な練習法

ここまでパッティングに関して大切なポイントを解説して来ましたが、ここからはさらに一歩踏み込んでパッティング上達のために効果的な練習法をご紹介します。

ゴルフの上達はコツコツ積み重ねることがコツです。「コツコツがコツ」！よく覚えておいて下さいね。

平行に置いたシャフトの間でストローク

アイアンをパターヘッドより少し広い幅で平行に並べて、その間でストロークを繰り返す練習もまっすぐ打つためには有効な方法です。

シャフトの間をゆっくりまっすぐ引いてまっすぐ打つことを意識しながら練習すると、フェースの向きが変わることなくパッティングする感覚が効率的に身につきます。

練習としてはクラシックなやり方ですが昔から提唱されているだけあって効果の上がる方法だと言えますね。

右手の人差し指で方向を確認する

パッティングではアドレス同様腕の振りも重要なポイントのひとつです。目標に向かって正しくアドレスしても腕の振りが軌道からズレてしまうと台無しになりますね。

これは練習によって作り上げて行くしかないですが、注意したいのは両肩がインパクトでアドレスよりも前に出ないこと。

そして正しい腕の振りを会得するには右手の人差し指の腹を打ち出す方向に向けてストロークする練習も有効です。

パッティングは右手の感覚が重要なので人差し指を添えることによって、ラインに向かってまっすぐ打ち出す感覚が身につくのでおすすめの練習法です。

フォローだけでボールを転がす

パッティングにはまっすぐ引いてまっすぐ打ち出すストローク式と、インパクトでパターヘッドをパチンとボールに当てるタップ式のスタイルがありますね。

プロ・アマ問わずほとんどのゴルファーがストローク式ですが、初心者も感覚的なタップ式よりも機械的に毎回同じパッティングをしやすいストローク式が向いています。

そしてストロークを安定させるためにはアドレスでボールをいつも通りにセットし、テークバックを取らずにフォローだけでボールを押し出す練習もパターをまっすぐ打つために効果があります。

この練習を重ねるとまっすぐ打つストロークが身につき、パッティングでのボールの転がりもよくなるのでぜひ試してみる価値はありますよ。

とにかく打ってまっすぐ打つを覚えよう

ゴルフを始めて間もないころはクラブを振り抜くことよりも、クラブをボールに当てることを意識するのでボールを打てば打つほど上達の妨げになることがあります。

ところがパターは初心者でも練習すればするほど上達します。フルショットでボールを飛ばす練習に比べて、ひたすらボールを転がすパターの練習は確かに退屈なものですね。

しかしスコアアップには欠かすことができないのがパッティングの上達です。まっすぐ打つ感覚を体で覚えるまで根気よく練習を重ねることが大切です。

コツコツがコツですよ。頑張って下さい！

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