ゴルフの上達にとって大切なことはインパクトの正確性をアップさせることにあります。
しかし初心者の場合はインパクトとはクラブがボールをヒットする瞬間のことだと誤解しがちですね。
そう考えてしまうとインパクトは「点」になり「ゾーン」とはなり得ません。
またインパクトを点だと誤解していたらとにかくクラブの芯でボールをヒットしようと、力んでしまったりダウンスイングで打ち急いで体が飛球線方向に突っ込んでしまいミスを誘発してしまいます。
ミスが続くとメンタルにも悪影響を与えてしまいますね。そこで今回のテーマはインパクトをゾーンとして捉えること。
そして理想のインパクトゾーンをつくることです。
初心者の皆さんにも分かりやすくインパクトゾーンのつくり方をご紹介しますのでぜひ参考にして理想のインパクトゾーンを手に入れましょう。
インパクトゾーンの安定はスコアアップに欠かせない要素です
初心者がインパクトゾーンを安定させるためには、まずゴルフのスイング軌道を正しく理解することが必要です。
初心者に限らず多くのアベレージゴルファーは、スイング軌道をただなんとなく背骨を中心に円を描くものだと思っているようですが、その理解では十分とは言えませんね。
ここではまず正しいインパクトゾーンを理解することから始めましょう。
正しいインパクトゾーンとは?
スイング軌道が円運動であることは間違いではないですが、ゴルフのスイング軌道は同じ円でも楕円をイメージした方が分かりやすいですね。
つまりやや横に広がった楕円の下の直線部分、それが正しいインパクトゾーンということになります。
理想のインパクトゾーンはボール5個分
楕円の中の直線部分であるインパクトゾーンは、クラブフェースが直線的な動きをする部分でもありますね。
つまりインパクトゾーンが安定すると毎回クラブフェースが同じところを通るので、ボールの位置が左右どちらに寄っても正しくインパクトができるということになります。
そしてプロや上級者になるとクラブフェースがまっすぐ直線的に動く距離が長くなり短くてもボール4個分、理想のインパクトゾーンはボール5個分の長さだと言われています。
インパクトゾーンを点にしてしまう動きとは?
初心者にダフリやトップのミスが多いのはインパクトを点にしてしまう動きがスイング中に出てしまうことが原因です。
プロや上級者がインパクトゾーンでクラブのソールが芝と接触している距離が長く取れるような軌道を描くのに対して、初心者はインパクトからフォローにかけて降りてきたクラブフェースが直線ではなく無意識に上に持ち上げる動作が入ってしまいます。
分かりやすく言えばすくい上げるような動作をするのが原因です。これではゾーンにならず点になってしまうのも無理はないですね。
理想のインパクトゾーンはイメージすることから始めましょう
ゴルフはミスのゲームと言われていますが、インパクトゾーンが安定することによってミスは確実に減りますね。
初心者の皆さんもショットの前にはボールの真後ろからクラブを振り抜く方向や、ボールの弾道と落とし場所などをイメージしてからショットに入りますね。
現代のスポーツ心理学ではメンタルの重要性、特にイメージトレーニングが大切なことは定説になっています。
また強くイメージすればするほど成功の確率が高まることも証明されています。初心者がインパクトゾーンを安定させるには、まずしっかりと頭にイメージを焼き付けることが重要です。
ここからはどうしたら強くイメージできるのかを解説して行きましょう。
当てることよりクラグを振ることを強くイメージ
クラブを持つとどうしてもボールを打ちたくなってしまいますね。そして初心者はクラブを振ることよりもいかにクラブフェースをボールに当てるかを意識してしまいがちです。
それを払拭するためにはクラブを持たずのシャドースイングでイメージを焼き付けることで効果を発揮します。
シャドースイングはクラブを持たないため体の動きに集中できる効果的なトレーニングとして多くのレッスンプロが推奨しています。
クラブを持たずにアドレスして楕円形のスイング軌道をイメージし、下の直線部分のインパクトゾーンだけを意識してシャドースイングを繰り返しましょう。
そうすることで徐々に正しいインパクトゾーンが頭の中に焼き付けることができます。
遠心力を感じる
シャドースイングは腕を使わずに体の動きだけで肩を捻転させ、体重移動を行うことがポイントになります。
回転運動には遠心力が発生します。腕の力は可能な限り抜いて体を回転させると次第に腕が遠心力に自然に振られるようになります。
この感覚をマスターすることができれば体が余計な動きをすることがなくなり、再現性の高い安定したインパクトゾーンを手にすることができます。
集中しながら何度も繰り返し行ってくださいね。
両腕は常に体の正面に
遠心力の感覚が掴めたら次に両手のひらを体の正面で合わせ、同じシャドースイングを繰り返します。
このとき注意すべき点は両手のひらが常に体の正面にあることを意識してシャドースイングを行うことです。
これによって腕の動きがシンプルになり、インパクトゾーンが安定しショットの精度が格段にアップします。
ここまでのイメージトレーニングに集中して真面目に行えば、正しいインパクトゾーンをつくる体の動きは完全にイメージとして頭に焼き付いていますよ。
3つのポイントで理想のインパクトゾーンを手にいれる
正しいインパクトゾーンを理解ししっかりとイメージが出来上がったところで、次はいよいよクラブでボールを打つ練習に入ります。
とは言ってもいきなりドライバーでフルショットをするわけではありません。
スイングをつくるための基本であるアプローチの練習で成功体験を実感することが最終段階のスタートです。
30ヤードのアプローチを肩で打つ
最初はすべてのショットの基本である30ヤードのアプローチ練習から始めます。
ここでのポイントは腕を意識しないで肩の捻転だけでインパクトゾーンをイメージして打つ練習から始めましょう。
おそらくこの段階ですでにそれまでよりショットの正確性は格段の進歩を遂げているはずです。
ボールの落下地点ができるだけ狭い範囲に集中するように繰り返し練習してください。
練習はビジネスゾーンだけ
30ヤードのアプローチでボールが一点に集まるようになったら次に腰から腰までのスイング、ビジネスゾーンと言われているショットの練習です。
腰から腰までのスイングが安定すればゴルフで食っていけるところから、ビジネスゾーンと名付けられたこのショットはゴルフのレベルアップには欠かすことのできない練習でトッププロでも毎日必ず行っています。
このショットのポイントはアドレスでの首、腰、膝の角度をスイング中に変えないことです
初心者なら全体の練習量の最低でも半分以上はビジネスゾーンの練習に費やすべきですね。
それほど正しいインパクトゾーンをつくるためには大切な練習です。
この段階になると長いクラブでフルショットをしたくなりますが、まだ練習はビジネスゾーンだけを徹底することが大切です。
上半身を脱力させて腰でスイング
これでいよいよ最終段階に入ります。ここまで来るとスイング中に体が余計な動きをすることはなくなっているはずです。
そこで今度は腰の回転だけを意識してアプローチ練習をしましょう。
上半身の力を抜いてダウンスイングで腰が先に動き出し手が遅れるように、そしてインパクトからフォローで手が腰を追い越すようにアプローチショットの練習をします。
これで正しい体の動きが身について長いクラブを持っても、理想のインパクトゾーンをつくることができます。
インパクトゾーンを作るための上達方法を地道な努力
初心者にとって理想のインパクトゾーンをつくるのは決して複雑な練習を必要とするものではありません。
今回ご紹介した練習も単純なものばかりですね。問題はその単純な練習をいかに根気強く継続することができるかにあります。
プロや上級者はみんなこの単調で退屈な練習を繰り返し行ってきたのは間違いのないことです。
継続は力なりですがそれには正しい方法でなければ力になることはありませんね。
ゴルフの上達はコツコツがコツです。頑張って理想のインパクトゾーンを手にしましょう。
ライザップゴルフに通って2か月後レビュー
実際にライザップゴルフに2か月通った方の生の声と、驚きの結果を紹介!
猪俣 直之さん(34歳)
短期間でこんなにスコアが上がったなんて今でも信じられません。
通って大正解だったとお思います。youtube動画:RIZAP(ライザップ)ゴルフ「上級者&初級者編(29分)より引用
森 正俊さん(40歳)
スイングプレーンがよくなったといわれるようになったし、
何より、ドライバーが飛ぶなと褒められるようになった。youtube動画:RIZAP(ライザップ)ゴルフ「上級者&初級者編(29分)より引用