ゴルフが少し上達しスイングが固まり始めたころに突然コースでアイアンのネックにボールが当たりシャンク連発!
こんな経験はありませんか?ネックに当たったボールが右に飛び出し、手がしびれたような感覚は嫌なイメージを残してしまいます。
それにまた出るのかな?と不安を抱えたままでのラウンドは楽しくないですよね。
そこでゴルフ初心者の皆さんにアイアンのネックにボールが当たる原因と、その矯正法をご紹介しますのでラウンドでの参考にして下さいね。
ネックに当たる3つの原因とは?
コースでいきなりシャンクが出だすと初心者はパニックになって冷静な判断を下せなくなりますね。
筆者も初心者のころ初の100切り目前、最終ホールでトリプルボギーを打っても大丈夫だと安心していた矢先にセカンドショットでいきなりシャンク!
それからはもう自分が何をやっているのか分からなくなって、結局最終のミドルホールで10を叩いて呆然とした経験があります。
ゴルフのショットはやはりメンタルの影響を受けやすいですね。コースでパニックにならないようになぜアイアンでネックにボールが当たるのか?
その原因をスイングの各動作から原因を追求して行きますので、初心者の皆さんはよく理解してラウンド中でも冷静に対処するようにして下さいね。
原因1 バックスイング
バックスイングでは肩を捻転させ右打ちの場合、切り返しで右足に体重が乗っていなければボールにパワーが伝わりませんね。
アイアンでボールがネックに当たるミスもバックスイングで正しい捻転が出来ていないことがほとんどです。
バックスイングでは体重をきちんと右足に乗せるよう意識しましょう。それだけで改善出来る点がたくさんありますよ。
原因2 ダウンスイング
バックスイングで右足に体重が乗らないとダウンスイングで右肩が下がって、上半身が飛球線方向に突っ込んでしまいます。
その結果インパクトでクラブフェースが開いてしまいボールがネックに当たりやすくなります。
常にスイング軸がブレないように注意することが必要です。
原因3 インパクト
ゴルフの基本である「ビハインド・ザ・ボール」。これはアドレスからインパクトまで頭の位置を変わらないという意味で使われる言葉です。
ところがインパクトで頭の位置が左に動いてしまうとボールをしっかり捉えることが出来ず左肩が開きます。
これもボールがネックに当たってしまう大きな原因のひとつです。
あなたはどのタイプ?矯正する前に自分の欠点を診断する5つのポイント
スイング中の起こるネックにボールが当たりやすくなる原因を解説しましたが、次により細かい部分について解説して行きましょう。
自分がどのタイプなのかを見つけて矯正に役立てて下さいね。
タイプ1 アドレスで体とボールの距離が離れすぎている
アドレスで体とボールの距離が遠いとボールに届かせようと、ダウンスイングで体が突っ込んでしまいます。
これがネックにボールが当たる原因になるので適正な距離でショットするようにしましょう。
タイプ2 肩の捻転不足
正しい捻転が行われていないことはすべてのミスショットの元凶になります。初心者にスライサーが多いのもこの捻転不足が一番の原因です。
スイング軸を中心とした正しい捻転運動を常に意識するようにして下さい。
タイプ3 ダウンスイングで右ひざが前に出てしまう
ダウンスイングで右膝は左に横移動するのが正しい動きですが、右膝が前に出てしまうとアドレスでの前傾を保つことが出来ず体の上下動が生じます。
その結果手首のコックが解けてシャフトが寝て入るとネックにボールが当たる確率が高くなるので要注意ですよ。
タイプ4 インパクトでの頭の位置と伸び上がり
前項でも解説しましたがインパクトでの頭の位置は重要なポイントです。頭がインパクトで飛球線方向に動いてしまうと、体が伸び上がってしまいます。
それによってクラブフェースが開きネックに当たりやすくなってしまいます。
タイプ5 インパクトでのグリップの位置は?
ダウンスイングでは手が先に降りインパクトからフォローでは、クラブヘッドが手を追い抜いて行くのが正しいスイングですね。
しかしインパクトで手がクラブヘッドより先にあると、クラブフェースが開いてネックに当たることが多いので注意しましょう。
これでOK!タイプ別矯正法
いかがですか?自分がどのタイプなのか分かりましたか?それではここからタイプ別の矯正法を解説して行きましょう。
タイプ1 グリップと体の距離が重要です
アドレスで体とグリップの距離が近すぎたり遠かったり一定しない方は、アドレス時にグリップと体の間にこぶし1個半から2個程度が入るくらいの距離で構えるようにしましょう。
インパクトでスイングの詰まりや体の突っ込みを防ぐことが出来るので試してみて下さいね。
タイプ2 股関節を意識しましょう
バックスイングで捻転が不足してミスが出たら、右足の股関節を意識しましょう。
切り返しで左肩が右足の股関節に乗せる感覚でバックスイングをすると、左肩の捻転不足は解消出来ますよ。
タイプ3 ポイントはスタンスと右のかかとです
まずいつもよりもスタンスを狭くして力を抜いてハーフスイングを繰り返しましょう。
ゆっくりとスイングする感覚がつかめて来たら、次にフォローまで右足のかかと地面につけたままでスイングして下さい。
ポイントは腰からお尻の位置をスイング中前後させないこと。これを意識すれば右膝の正しい動きが身につくので試してみて下さい。
タイプ4 素振りで矯正しましょう
インパクトで頭が飛球線方向に動いてしまう方は、左足を浮かせて右足だけで素振りを繰り返してみましょう。
頭が動いてしまう癖が矯正されビハインド・ザ・ボールで打つ感覚が身につきます。
タイプ5 鍵は両手のグリップにあります
スイング中に余計な力が入ってしまうとクラブヘッドが遅れて、インパクトで手が先に出てしまいます。
これではクラブヘッドの走りも悪くなってしまいますね。ダウンスイングからフォローでのクラブヘッドの正しい動きを身につけるためには両手のグリップを5cm~10cm離してスイングしましょう。
フオローでの手首の返し方や正しいクラブフェースのローテーションが理解出来るので矯正に役立ちますよ。
すべてのキモは体の軸に!
ここまで述べて来てお気付きの方もおられると思いますが、ミスショットの第一の原因はスイング軸のブレにあります。
ゴルフのスイングは後頭部の真ん中から背骨を中心とした軸を保った回転運動です。
ところが正しい体重移動が出来ていないとダウンスイングでの体の上下動や、飛球線方向に上半身が突っ込んでしまいスイング軌道がブレてきちんとボールを捉えることが出来なくなります。
丸い筒の中に入ってスイングするイメージを持ってスイングして、左右のブレや上下動を防ぐようにすることがスイング作りには大切な要素のひとつです。
まとめ
冒頭でも述べましたがコースでいきなりネックにボールが当たってシャンクすると、冷静さが失われ恐々スイングすることになりゴルフを楽しむことが出来ませんね。
特に初心者の間は原因が分からず余計深みにはまってしまうこともあります。
そうならないためにも今回ご紹介した原因をしっかりと理解し、矯正法を覚えてコースで突然のシャンクに備えゴルフを楽しみましょう!