ゴルフ初心者がヘッドスピードを上げるために必要な4つの重要ポイント

初心者に限らずベテランゴルファーにもドライバーの飛距離に悩んでおられる方は多いですね。

確かに飛距離が伸びてセカンドショットで、それまでより番手の短いクラブを使えるようになるとスコアアップにもつながります。

そこで今回は初心者がヘッドスピードを上げるために必要な練習法をご紹介しますので、参考にして飛距離アップを目指して下さいね。

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ゴルフ初心者だからこそヘッドスピードを上げる必要があります

ゴルフ初心者のスイング作りにおいて一番大切なことは、ボールに当てに行くよりもクラブを振り抜くことだと筆者はこのコラムで再三述べています。

それは初心者がボールにクラブを当てることに意識が集中するとスイングが小さく縮んでしまうからなんですね。

スイングが縮んでしまうと方向性は良くなったとしても飛距離は伸びませんね。大きなスイングをモノにするためには最後までクラブをしっかりと振り抜くことを心がけてスイングをすべきです。

その結果ヘッドスピードが上がり飛距離が伸びるようになります。つまり初心者こそヘッドスピード上げる必要があるのは、それが正しいスイング作りに直結するからです。

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方向性は飛距離がついてからでも遅くありません

初心者は飛距離よりも方向性を重視すべきだという意見をよく耳にしますね。飛んで曲がらないのが理想ですが初心者はまずどちらかに的をしぼった練習をすべきです。

そしてどちらにしぼるかと言えばまず飛距離にフォーカスした練習を重ねましょう。

飛ぶスイングの基本が身についてからでも練習で方向性を手にすることはできます。

しかし初心者が方向性だけを重視し小さくまとまったスイングが身についてしまうと、その後に飛距離を伸ばそうと思っても一からスイング作りをすることが必要になってきます。

初心者は方向性よりもまず飛距離!これを常に意識するようにしましょう。

飛ぶスイング作りから始めましょう

飛ぶスイングと聞くと力いっぱい腕を振るスイングを想像していませんか?

ここでもう一度考えてみて下さい。飛ばすために必要なものは速い腕の振りではなくいかにクラブヘッドを速く動かせるかですね。

やみくもに目一杯クラブを振っても体の動きがバラバラになっては、力が分散され返って飛距離は落ちてしまいます。

クラブヘッドを速く動く、つまりクラブに仕事をさせるようなスイング作りに効果的な練習法は?

ここからはそれを具体的に解説して行きましょう

ヘッドスピードを上げるための4つのポイント

ヘッドスピードを上げるために必要なことは、いかに力を分散させずに効果的に使うかが重要です。

その結果クラブヘッドの走りが良くなり飛距離が伸びるようになります。そのためのポイントを理解すると練習の成果が上がりますよ。

素早く振ることよりクラブヘッドを走らせることを意識しましょう

先ほども述べたようにいくら力いっぱい腕を振っても、クラブヘッドの走りが良くないとヘッドスピードは上がりません。

そしてクラブヘッドを走らせるにはシャフトにしなりを利用する必要があります。

分かりやすく言えばシャフトがしなることによってバネの役割を果たし、バネに弾かれたクラブヘッドが走って行くというイメージですね。

腕を速く振るのは強くボールをヒットするためにではなく、シャフトをしならせるためです。

そこで大切になるのがいわゆるダウンスイングでの「タメ」です。

プロゴルファーのスイングの連続写真を見ると、バックスイングからダウンスイングでの切り返しでクラブが真っ直ぐ縦に降りてきますね。

あれを「タメ」ができている状態と言います。「タメ」ができるとダウンスイングではグリップが先行し、インパクトからフォローではクラブヘッドがグリップを追い抜くことで走りが加速します。

どうしてもヘッドスピードが上がらないという人はこの「タメ」ができていないことがほとんどです。

言い換えれば「タメ」を作れたらヘッドスピードは上がるということになりますね。

スイングにおいて腕の振りの基本は横振りではなく縦振りです。

剣道で頭上に振り上げた竹刀を相手の面に向かって振り降ろすような動き、そしてもうひとつはほうきで地面をはくような動き。

このふたつがゴルフのスイングでの腕の動きですが、これは両方とも腕を縦に振る動きです。

この感覚を身につけるにはバックスイングでは体の捻転を意識すること、そしてダウンスイングで右腕を縦に振り降ろす意識を持って練習して下さい。

繰り返すことで「タメ」を身につけることができますよ。

力みを取るにはゆるゆるグリップで

グリップを握る力加減もヘッドスピードを上げるには重要な要素のひとつです。今までに強いグリップでスイングをしていた方は、一度できる限りゆるくグリップしてクラブを振ってみて下さい。

それだけでこれまでとは違ったクラブヘッドの走りを実感できるはずです。例えばサンドバッグに向かってパンチを打ち込むとき、最初から固く拳を握って打ち込んだパンチより、ゆるく握ってサンドバッグに当たる直前に力を込めて打ち込んだ方がスピードに乗った力強いパンチになります。

クラブヘッドが拳でボールがサンドバッグというイメージですね。

練習の合間やコースでホール間の移動のときなど、ゆるゆるグリップでクラブを持ち手首を使ってヘッドを左右に揺らすことを習慣づけるようにして下さい。

クラブヘッドの走りを体と頭にインプットすることができます。

ヘッドスピードを上げる練習は重いクラブか軽いクラブか

重いクラブで素振りをしてヘッドスピードを上げる練習をしている初心者も多く、そのためのいろんな種類の練習器具も販売されています。

重いクラブでの素振りは確かに筋力をアップさせるという意味においては効果的ですが、それがヘッドスピードを上げることにつながるかは一概には断言できない部分もありますね。

野球選手が重いマスコットバットでフリーバッティングや素振りをするのは、バットのヘッドスピードを上げるためではなく体幹を鍛えるためだそうですが、負荷のかかる練習を過度にやると筋速度を低下させるので注意したいところです。

ゴルフにおいてヘッドスピードを上げたいなら、筋速度をアップさせるために軽いクラブで体にかかる負荷を減らし強く振る練習をする方が効果的です。

今は負荷がかからない軽い練習用のクラブも販売されていますから試して見るのもアリですよ。

手首を上手く使うとヘッドスピードは上がります

手首の使い方もヘッドスピードを上げるためには欠かせない、最重要と言ってもいいポイントですね。

バックスイングで作った手首のコックをダウンスイングからの切り返しで正しくキープすることで、ヘッドスピードは確実に上がります。

手首のコックをキープすると体にパワーを溜めている状態になります、要するに体に我慢をさせている状態だとも言えますね。

そしてインパクトからフォローで溜めたパワーを解放すことでヘッドスピードが上がります。

手首を上手く使うのは手首に余計な動きをさせないことです。手首のコックがパワーの根源ですよ。

ヘッドスピードアップと同時に正しいスイングも覚えよう

ヘッドスピード上げて飛距離を伸ばすのはゴルファー共通の望みですよね。今回ご紹介した練習法はヘッドスピード上げると同時に、正しいスイングを身につける練習法でもあります。

ポイントを理解して練習を続けていればヘッドスピードは必ず上がります。練習を習慣づけてこれまでにない飛距離を目指して頑張りましょう!

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  • この記事を書いた人
yusaku

猿谷 勇作

沖縄県出身の36歳。月に1回職場のメンバーとゴルフを楽しんでいます。20代からゴルフを始めていますがなかなか100切りできず、35歳からゴルフレッスンに通い、4か月で100を切りました。100を切ってからさらにゴルフの楽しさが倍増しています。

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